自転車整備の基本中の基本である、チェーンの注油方法をご紹介。適切な場所に適切な種類のオイルを付けてあげる事が重要なポイントです。
チェーンルブ【CHL】
浸透性チェーン用潤滑油
【特長】
- スプレータイプなのでチェーン全体にまんべんなく注油できる
- フッ素樹脂配合で潤滑性・耐摩耗性・耐水性を長時間維持
- ハーフウェットタイプで長期の潤滑性を維持しながら飛散しにくい
- 注油後の拭き取り具合で油膜を調整できる
- 水置換性を有し、水分・湿気と置き換わり防錆被膜を形成する
- 油融解性に優れ、取り残した古い油を融解するクリーニング効果
- オリジナルキャップの採用・缶にくぼみを設けることで、手にフィットして使いやすい
※その他用意するもの:ウエス…油汚れを拭き取る布。毛羽が立たないものが良い。
STEP①:チェーンの位置をセット
フロント → アウター
ミッシングリングを装着しているバイクは、リンクを矢印の位置に合わせておくと、どこまで注油したかが分かりやすい!
リア → トップ
チェーンが外側にあると作業しやすい!
STEP②:注油その1
チェーン下部にウエスを当て、チェーン上部よりスプレーしながらチェーンラインに沿ってウエスとともに端(ディレーラー)から端(フロントスプロケット)まで移動させて注油。
STEP③:未注油部分をセット
クランクを反時計回りに少し回して未注油部分が下側にくるようにチェーン位置をセット。
STEP④:注油その2
未注油部分をSTEP②と同様に注油。注油したら、クランクを回してSTEP③と同様に未注油部分をチェーン下部にセットし注油。これを繰り返す。
STEP②とSTEP③を計4回行うと、チェーン全体に注油完了!
STEP⑤:全体になじませる
クランクを反時計回りに約5回、回転させる。※オイルが飛び散らないように手で軽く回す。 5~10分程度待つ。チェーンルブの場合、ガスが抜けてハーフウェットに仕上がる!
STEP⑥:余分なオイルを拭き取る
ウエスでチェーンを軽く押さえ、クランクを反時計回りにゆっくり回して余分なオイルを拭き取る。※手やウエスが挟まれないよう注意!拭き取りの目安は、手にハンドクリームを塗ったようなしっとり感がチェーンにあればOK!
引用:株式会社和光ケミカル「チェーンの注油方法」